3.株式投資5つの常識のウソ
「株は危ない。」…そんなまことしやかなウソを信じていませんか?
1.【常識のウソ1】 株式投資で失敗したら破産する。
日本人の株式投資嫌いのもととなっているのうちで、最大のものがこれでしょう。これほど大きく間違っている常識はそんなに無いですね。
住宅ローンで破産する人はいます。サラ金、クレジットカードで破産する人はいます。
これらの共通点は何か。
…他人から借金をするという点です。
住宅ローンは銀行から。
サラ金は消費者金融業者から。
クレジットカードは信販会社から。
借金を返せる見込みが無くなった人が破産申し立てをするのは、ある意味しようがありません。国家が認めている法律上の制度を利用していただくだけです。
しかし、株式投資はどうでしょう?
結論から言うと、株式投資で破産する人はいません。
株式投資は借金で行うものではないからです。
但し何事にも例外があります。
株式投資の中に「信用取引」というものがありますが、これは借金して株式投資をやる方法です。借金という意味では、住宅ローン、サラ金、クレジットカードとまったく同じです。
例外的に株式投資で破産する人とは、借金をして株式投資を行った人です。借金で株式投資を行うことは、厳しく避けなければなりません。
今日もインターネットを見ていると、サラ金でお金を借りて、上場したばかりのベンチャー企業の株を買って、すぐに売って儲けた人の話が出ていました。
いくら儲けたのかな?と思って読みすむと、100万円とのこと。
借金して株式を買って、儲けがたった100万円。
いくら借金したのかは知りませんが、私は割に合わないと思います。
少なくとも私は自分の妻には絶対にお勧めしません。
私もやりません。
借金はいつか返さなければならないお金です。
期限付きのお金で株式投資は行わない、というのは投資の鉄則です。
そもそも、借金がなければ破産は申し立てられないのですから。
2.【常識のウソ2】 株式投資は難しい。
私はヤマハ大人の音楽教室で毎週1回クラシックギターを習っています。
習う前は不安でした。
とても難しそうに見えたものです。
でも半年続けると簡単な曲を弾けるようになり、楽しさが分かってきます。
株式投資も同じです。
はじめてみるまでは、誰でも不安です。
難しく感じるものです。
お金を失う恐怖もある。
でもはじめてみると案外平気でした。
株式投資をするには、難しそうな用語もでてきますが、はっきりいって不要です。株に関する基礎的な『考え方』のほうがはるかに重要です。
後は、売買することで慣れていきます。
私も、今でも買った株が予想通り値上がりしないときや、買ってすぐに株価が下落したときには、「やっぱ株って難しいなー」と思うときもあります。
何事も自分の思い通りに行かないときにはそう思ってしまうものなのですね。
3.【常識のウソ3】 株式投資は損をする。
私が損した例:
2002年9月頃の事です。
三菱重工の株を325万円分ほど買いました。
その翌週のこと。
三菱重工長崎造船所で製造されている豪華客船「ダイヤモンドプリンセス号」が放火と見られる出火により炎上。損害額は、最高500億円。
この報道が出た翌日、株価は暴落。
私は株を買ったばっかりなのに、一気に70万円分の価値を失いました。
これはショックでした。
このように株価というのはいつ、どの程度動くか予測がつきません。
しかし、株式投資の損失は損失ではありません。
株価が下がったからといって、すぐに売らなければならないことはありません。実際、三菱重工は、その後半年かけて以前の水準に戻り、更にそれを上回りました。
私は、上回ったところで保有株式を売却し、10数万円の利益を得ることができました。
売らずに持っていたら、株価が回復するときもあるのです。
あきらめて売ってしまうときに初めて損が出ます。
もちろん反対に暴騰するときもあります。
小さい会社の株などは、5日連続上がり続けて、落ち着いたら株価が倍になっていた、ということもあります。このときあなたの投資資金は2倍になったことになります。
こんなときが株式投資をしていて最高に嬉しい瞬間です。
4.【常識のウソ4】 株式投資は金持ちがやるもの。
私が始めて買った株。
『オオゼキ』という東京都内を中心に展開するスーパーです。
従業員は、パートさんではなく、正社員中心の一風変わったスーパーです。
JASDAQ市場に上場していました。
1株2,000円で100株。
合計20万円です。
ラッキーなことに、その後1ヶ月で2,800円まで上昇。
もっと上がりそうなのでもっていてもよかったのですが、
キャピタルゲイン
を得る気分味わいたいがために、売却。
初めての儲けを手にしました。
そうです。
株式投資は20万円もあれば十分はじめられます。
探せば2,3万円から買える銘柄もあります。
(ある特定の会社の株を専門用語で「銘柄」と言います。)
余談ですが、株式の売買を行うと毎回毎回その結果が証券会社郵送されてきます。
(あの郵送費もバカにならないと思いますが・・・)
オオゼキの売買の結果報告書が郵送されてきたとき、実感しました。
やっぱ不労所得は最高!と。
5.【常識のウソ5】 株式投資はすぐ儲かる。
最近20代の人が証券口座を開設し、インターネットで株式投資を始めるケースが増えています。
若いうちから株式投資は大いにやるべきだと思います。
もちろん定年退職後はもっとOK。
退職金というまとまった資金がありますから!
ただし、よーく注意していただきたいことがあります。
「すぐ儲かる」という謳い文句には要注意です。
IPO株、デイトレード、信用取引(いずれ解説します。)
どれも儲かるときは儲かりますが、リスクを高めた上で、高いリターンを狙っています。
(これを「ハイリスク・ハイリターン」といいます。)
ただでさえ、価格の変動の激しい株式投資を、更に激しくするものです。
勝負に勝ったときの儲けは大きいですが、負けたときの損害も大きいのです。
私は、初心者には勧めません。
私ももちろんやりません。
なぜなら、世界最高の投資家であり、ビルゲイツに次ぐ世界第2位の資産家である、
ウォーレンバフェット氏も、これらを行っていないからです。
したがって、「すぐ儲かる」、というのはウソです。
断言します。必ずウラがあります。
長期的視点で株式投資を考えること、これが株式市場で生き残る秘訣だと、複数の実績のある投資家はいってます。
私もこれに同意します。
なぜなら、株式市場には突然、何の前触れも無く大波、ビッグウェーブが来ることがあります。株価がうなぎのぼりするときです。
その波頭を捉えるには、株式市場に参加していることが肝心だからです。
株式投資は一生楽しむつもりでいれば、いい結果が残せることを歴史的統計が証明しています。(文献で残っていますので、いずれご紹介します。)
すぐに儲かる、つもりが、すぐに株式投資から撤退する、ことにならないよう自分に言い聞かせています。
6.『日本の常識は世界の非常識』が株式投資の世界にも。
知っている人が得をし、知らない人が損をする。
これは株式投資の世界にも当てはまります。
株式投資に対しては間違った常識があふれすぎています。
もっとまじめに自分の資産形成を考えて欲しい、というのが私の切なる願いです。
私の力でできるかぎり、それをお手伝いする知識を分かりやすく提供していきます。